神経内視鏡

神経内視鏡

当科では2014年4月より下垂体・内視鏡手術センターを設立し, 脳腫瘍や脳出血、水頭症などを対象疾患として日本神経内視鏡学会技術認医による専門的治療をおこなっています。使用する内視鏡には真っ直ぐなレンズを持つ硬性鏡と、先端が可変式の軟性鏡とがあり、手術法により適宜使い分けています。硬性鏡は軟性鏡に比し解像度が高く、外径は2.7mm、4mmとがあり、またレンズの先端が傾斜した斜視鏡(30°、45°、70°)を用いることで側方視が可能となっています。軟性鏡は解像度の点では硬性鏡にやや劣りますが、先端を自由に屈曲させ病変部を観察できる利点があります。当院では軟性鏡としては解像度が高く、画質が良好な、最新式のビデオスコープを使用しています。
下垂体腫瘍や頭蓋底腫瘍に対する経鼻的内視鏡手術に関しては前述しました。閉塞性水頭症に対する第三脳室底開窓術にも積極的に取り組んでいます。閉塞性水頭症に対して従来は脳室腹腔シャント手術という、チューブを皮下に留置して脳室と腹腔内とを繋げる手術が主として行われていましたが, 本法により短時間かつより低侵襲な治療が可能となっています。

脳内出血に対しては頭部に一ヶ所コインの大きさの穿孔を行い、同部から内視鏡を挿入して血腫を除去する内視鏡下脳内血腫除去術を積極的に行っています。本法により従来の開頭手術に比し短時間かつ低侵襲での血腫除去を行うことができます。低侵襲な手術のため、術後は早期の離床によるリハビリテーションの施行が可能となり、患者さんの予後改善に寄与しています。

endo1-1000

脳室内腫瘍に対しては内視鏡を使用した経脳室的脳腫瘍摘出術を積極的行っています。本法では頭蓋骨の穿孔部からシースを脳室まで挿入し手術を行うため、従来の開頭術による顕微鏡下手術とくらべて、脳の損傷が最小限で済み、脳深部の腫瘍の摘出をより確実に行うことができます。当科での経脳室的脳腫瘍摘出術の結果は、国内外の学会にて報告した際に、高い評価を受けています。

endo2-1000

当教室が主宰する学会・研究会

海外交流・国際展開

取材

PAGETOP
Copyright © 帝京大学医学部脳神経外科 All Rights Reserved.